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施工管理技士の打ち合わせ

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独学で施工管理技士を勉強する方法

2022-06-13

いなちゃです

建築関係の仕事をするなら、様々な資格を取る必要があります。

職人の人たちも、それぞれの作業に応じた資格が必要なように、作業を管理する側もしっかりとした資格が必要な時代です。

特に「施工管理技士」は、必須の資格と言っても過言では無いでしょう。

そこで、今日は、

  • 建築関係の仕事をする上で必要な資格には何があるの?
  • 施工管理技士って何をするために必要なの?
  • どうすれば施工管理技士の資格がとれるの?

そんな疑問に答えていきたいと思います。

建築関係の仕事の人や建築関係に転職を考えている人もいると思います。

建築業界では事故も多く、資格がなければ出来ない仕事もたくさんあります。

また、建築会社では資格保有者の存在が工事受注時の評価にも繋がり、資格保有を奨励し、手当をつけたりして、厚遇する会社もあります。

そんな中でも、施工管理技士は、工事を受注するために絶対必要な資格で、受注可能な金額にも影響して来ます。

この記事の後半では、施工管理技士になるために必要な勉強法を紹介しています。

建築業界で働くために必要な施工管理技士の資格を取って、地図に残る仕事をしましょう。

この記事を書いた人

いなちゃです

私は以前建設業界に25年以上いました。
住宅やビル、河川工事、衛生設備工事、直近では送電鉄塔工事もしていました。
資格も、2級土木施工管理技士や給水装置工事主任技術者の他、重機やクレーンなどの資格も保持しています。

建築業の資格

建築業に必要な資格をいくつか紹介します。

  1. 建築士
    建物の設計、施工、監理を行います。1級、2級、木造があり、それぞれに扱える建物の規模が違います。
    学科試験と設計図面試験があり両方に合格する必要があり、実務経験年数は学歴によって違います。
  2. 建築設備士
    建築士の上位資格になります。
    1級建築士の他、4大卒、建築設備の実務経験などの受験資格が必要です。
  3. 施工管理技士
    建築、土木、電気工事、管工事、建設機械、電気通信、造園の7つで、それぞれに1級と2級があります。
    一次検定と二次検定があり、一次検定のみの合格者には、施工管理技士補と言う資格が与えられます。
  4. 消防設備士
    スプリンクラーなどの消防設備に関する資格です。
    甲種と乙種があり工事をするには甲種の資格が必要です。

この他にも建築関係には様々な資格があります。

それぞれに、受験資格の実務経験や学歴要項などが違うため、すぐに受験できるものと、できないものがあります。

施工管理技士

建築関係には様々な資格がありますが、その中でも特に重要度の高い施工管理技士について見ていきたいと思います。

施工管理技士とは

施工管理技士とは、建設業法第27条の規定により行われる「施工管理技術検定」の合格者のことで、1級と2級があり、それぞれに技士と技士補があります。

試験は一次検定と二次検定の両方に合格すると「施工管理技士」に、一次検定の合格者は「施工管理技士補」という資格になります。

また、建設業法により、各営業所には専任の技術者を配置しなければならず、1級または2級の施工管理技士がそれに当たります。

監理技術者と主任技術者

建設業法第26条で、1級施工管理技士は「監理技術者」に、1級施工管理技士補または2級施工管理技士は「主任技術者」になることが出来ます。

「監理技術者」と「主任技術者」の違い

  • 監理技術者
    工事の発注者から直接工事を請け負う場合に4000万円以上の下請契約を締結する場合、「特定建設業許可」と「監理技術者」の配置が必要で、建築士や「1級施工管理技士」がそれに当たります。
  • 主任技術者
    元請け、下請け、工事代金に関わらず全ての工事現場に配置します。
    2級施工管理技士や1級施工管理技士補がそれに当たります。

専任の技術者

建設業の許可を受けるには、各営業所において、専任の技術者を配置する必要があります。

建設業の許可の区分には「一般建設業」と「特定建設業」があり、「一般建設業」では、1級または2級施工管理技士が、「特定建設業」では、1級施工管理技士が「専任の技術者」になれます。

  • 一般建設業
    発注者から直接請け負った工事が、4,000万円(建築一式工事の場合は6,000万円)未満で下請契約する場合。または、工事を自社ですべて施工するか、下請けとしてだけ工事を請け負う場合。
  • 特定建設業
    発注者から直接請け負った工事が、4,000万円(建築一式工事の場合は6,000万円)以上の下請契約をする場合。

施工管理技士の種類

施工管理技士には7つの種類があります。

  1. 建築施工管理技士
    住宅やビル、商業施設などの建物の建築工事に関する工事
  2. 土木施工管理技士
    河川や道路、上下水道工事などの土木工事に関する資格
  3. 電気工事施工管理技士
    変電や送配電設備、照明設備などの電気工事に関する資格
  4. 管工事施工管理技士
    空調やガス、浄化槽などの配管工事に関する資格
  5. 造園施工管理技士
    公園や学校、遊園地などの造園工事に関する資格
  6. 電気通信設備施工管理技士
    携帯電話基地局の設置、インターネット関連などの通信関連工事に関する資格
  7. 建設機械施工管理技士
    建設機械を使った工事に関する資格

それぞれに1級と2級があり、一次検定の合格者は「施工管理技士補」になれます。

施工管理技士の資格は営業所の開設には絶対必要で、各現場にも監理技術者や主任技術者として配置しなければいけないので、施工管理技士資格保持者のニーズはとても高く、就職や転職時には必ず有利に働きます。

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いなちゃです専業主夫になる前は25年以上建設業界にいました。〇〇ビルや〇〇ドームと言った大規模な建築工事から、一般住宅の外構工事まで様々な仕事をしてきました。仕事内容も現場での管理業務が多かったのです ...

施工管理技士になるためには

施工管理技士になるためには、国土交通大臣の指定機関の実施する国家試験の「施工管理技術検定」に合格しなければいけません。

2級の一次検定は年2回、2級の二次と1級の一次、二次検定は年1回の試験なので、実質、年に1度のチャンスと言えるでしょう。

2級の一次検定は満17歳以上であれば、学歴、実務経験の規定がなく誰でも受験することが出来ますので、まずは2級の一次検定を受験して、2級施工管理技士補の資格を取得してから、実務経験を積むことをおすすめします。

1級と、2級の二次検定を受験するには、それぞれの種類ごとに異なった学歴要項や実務経験が必要になりますので、それぞれの試験機関に確認してください。

施工管理技術検定の種類試験機関
土木、造園、管工事、電気通信(一財)全国建設研修センター
建築、電気工事(一財)建設業振興基金
建設機械(一社)日本建設機械施工協会

合格率

令和3年度の各施工管理技術検定の合格率は以下の通りです。

施工管理技術検定の種類1級一次1級二次2級一次2級二次
建築施工管理技士36.0%52.4%49.0%52.9%
土木施工管理技士60.6%36.6%72.6%40.8%
電気工事施工管理技術検定53.3%58.8%57.1%68.7%
管工事施工管理技術検定24.0%73.3%49.8%67.7%
造園施工管理技術検定35.9%40.0%49.8%42.6%
電気通信工事施工管理技術検定58.6%30.1%70.0%35.0%
建設機械施工管理技士26.6%64.9%54.7%75.2%
出典:国土交通省ウェブサイト より

それぞれの種別によって合格率にばらつきがありますが、概ね30〜75%ほどです。

最適な勉強方法

施工管理技士資格の勉強方法には、主に次の3つがあります。

勉強法メリットデメリット
資格専門学校勉強に集中できる
わからないところはその場で質問できる。
オンラインのコースもある
時間の自由がない
通学時間が必要。
費用が高額(約20〜30万円)
仕事をしながらでは通えない
通信講座時間が自由に出来る
必要な教材が全て手に入る
モチベーションが維持できない
費用が約4〜5万円
独学時間が自由
費用は教材費の実費のみ
わからないところは自分で調べる
必要な教材も自分で探す
  1. 資格専門学校
    他の受験生と一緒に勉強するので、モチベーションの維持がしやすく、わからないところは、その場で質問できるので成果が出やすい。オンラインコースもあるので通学に遠い人でも参加しやすい。
  2. 通信講座
    時間が自由に取りやすく、必要な教材も全て手に入るので、勉強しやすい。
    自由に出来る分モチベーションの維持ができにくい。
  3. 独学
    費用的には1番安く、自分で探した教材の実費で勉強できる。
    教材の選定から、申し込みや書類の作成まで、全て自分でやらなければならない。

3つの方法を紹介しましたが、自分のライフスタイルや予算に応じて、最適と思うものを選択するのがいいと思います。

おすすめの勉強法

私が、2級土木施工管理技士を取得したのは、26年前になります。

当時は、インターネットも初期の段階で、情報収集といえば、本屋さんで専門書を漁るしかなく、勉強も独学でした。

金銭的、時間的に余裕のある人はともかく、仕事をしながらでは、資格学校に通う事も難しいので、ほとんどの人が独学か、通信講座になると思います。

前項でも書きましたが、独学も通信講座もメリット、デメリットが有ります。

その両方のデメリットをカバーしてくれる方法があります。

それが「独学サポート事務局」です。

基本的には独学による勉強をサポートしてくれて、通信講座の要素も取り入れた構成になっています。

  1. 厳選教材案内
    事務局推奨のテキスト、過去問題集、用語集などの紹介、または購入案内
  2. 受験対策情報ファイル
    出題傾向を分析した資料・独学の指標となる10の学習マニュアルファイル
  3. サポートメール
    メールによる質問回答および新規試験情報などの情報配信
  4. 模擬試験
    本番の試験直前に実力確認と弱点補強のための模擬問題を配布・配信

特に、おすすめの理由の一つとして、二次検定での「工事経験記述論文問題」の添削指導があることです。

「工事経験記述論文問題」とは、自分が過去に経験した工事のなかで、特に取り組んだ管理項目の経験を論文として記述する問題で、二次検定の中でもウエイトの高い問題です。

私が受験した時は5つの管理項目(工程、安全、品質、施工、出来形)のうちどれを選んでも自由でしたが、今は、問題で指定されるので5項目全てを、事前に準備しなければいけないので、このサービスはとても助かると思います。

しかも、課題の論文を専門講師が代行して作成してくれるオプションもあります。

このオプションは、他の通信講座などにはない独学サポート事務局のみの画期的なサービスになります。

中には、このサービスを求めて他の勉強法と併用する人も多くいるそうです。

7種類全ての施工管理技士に対応しているので希望するコースを選択することが出来ます。

まとめ

  • 建築関係の仕事をする上で必要な資格には何があるの?
  • 施工管理技士って何をするために必要なの?
  • どうすれば施工管理技士の資格がとれるの?

建築関係の資格の種類や、施工管理技士の必要性、資格のとり方がわかったと思います。

独学で勉強するのもモチベーションの維持が大変だと思います。

しかし、独学サポート事務局を使うことで、必要な教材がすべて揃い、質問の出来る状況があれば、必然的に勉強もやりやすく、モチベーションも保ちやすいでしょう。

建築業界では、施工管理技士の資格はもはや、必須の資格です。

経験記述論文の作成までしてくれるのであれば、他の試験問題に集中することができ、より、合格に近づけるでしょう。

一度検討してみることをおすすめします。

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