50代後半で会社をやめました。
自分の都合でやめたのですが、世間的には、どう、思われているか気になりますよね。
「あの歳で仕事をやめてどうするんだろう」
「何かあって、首になったんじゃない」
なんて、世間の人たちは無責任に勝手なことばかりを噂するものです。
普段、周囲の評価をあまり気にしないわたしも、多少なりとも気になりますね。
結論から言うと、
50代で会社を辞めても世間体は気にしなくていい
と、言うことです。
この記事では、わたしが会社を辞めたときに、わたしの周りの人たちがどういった反応をしたかをまとめてみました。
そこからわかる50代後半の世間体について、わたしなりに考察して見ました。
50代後半で会社を辞めました
わたしは、56歳の時に会社を辞めました。
もともと、学校卒業後、就職した大手企業を辞めて、サイパン島でスクーバダイビングのインストラクターをしていました。
日本に帰国後、いとこが住宅関連の会社を始めたので、手伝ってほしいと頼まれて建設業界に入りました。
それから、ズルズルと、何社か会社は変わりましたが、30年ほど建設業界でやってきました。
最初の内は、珍しくて、ちょっと楽しんでやっていましたが、段々と体はきついし、休みは無いし、給料は安いし、でイヤになってきました。
しかも、30代の内はまだ、体力的にも余裕はあったのですが、40代、50代となるに連れて体力的にも、かなり無理をしていることが多くなってきました。
40代の内は、なんとなく惰性で来ましたが、50代となると「早く定年にならないかな」と思いながら日々を過ごしてきましたが、56歳の時にちょっとしたことがきっかけで19年と3ヶ月努めた会社を辞めることにしました。
会社を辞めると決めたときの周囲の反応
わたしが会社を辞めると決まった時に、周囲の人たちはどういった反応をしたのか気になりますよね。
社長の反応
わたしがいた会社は、社員が10人ほどの小さな会社だったので、社長に直接「辞めます」と伝えました。
少し、引き止めの話はありましたが、最後は納得してもらえたようでした。
他の社員の反応
小さい会社ですが、わたしの職種はわたし一人だったのと、社長に話をした翌日に1日出社しただけなので、最後の帰社の時にあった人以外は話をしていませんが、その人達は急な話に驚いていたようです。
取引先の反応
取引先は、わたしが辞めることにとても怒っていたそうです。
なぜなら、わたしが担当していた仕事はちょっと特殊な仕事で、社内には引き継げる人がいませんでした。
しかも、その仕事は、向こう5年間くらい目一杯予定が詰まっていて人材が全く足りていなかったのですから。
わたしは、その仕事が嫌で、引き継ぎのできる人の育成をしたかったのに、会社側には聞き入れてもらえませんでした。
わたしが辞めることで、その仕事がどうなったかはわかりませんが、後のことは会社が考えることなので気にせずに退職しました。
妻の反応
事前に妻とは話し合っていたので、辞めた当日も特別な反応はありませんでした。
「しばらくは、ゆっくりしたら」と言ってくれたので、少し気が楽になったのを覚えています。
妻もフルタイムで働いていたので、当面の生活に困ることもないので、お言葉に甘えることにしました。
ご近所の反応
ご近所の反応と言っても、わざわざわたしから「会社辞めました」と、言って回るわけではないので、正直、「わかりません」し、普段から話をすることもあまりないので、しばらくは気づかれないのだろうと思います。
まあ、気づかれても、わざわざ聞きに来る人もいないでしょうが。
半年以上経ってから、お向かいの旦那さんに、たまたま話をする機会があった時に、「最近、仕事行ってないのか?」って聞かれたので「去年の10月に辞めてから家で遊んでますよ」と、答えておきました。
やはり、気になっていても、なかなか聞きにはいけませんよね。
約1年間無職でした
会社を辞めたのが、10月なので再就職して働き始めるまでの約1年間「無職」でした。
会社を辞めたあとの生活
会社を辞めると当然のように収入が無くなります。
幸い、我が家は妻がフルタイムで仕事をしていたので生活に困るようなことはありませんでした。
雇用保険をもらいながら家のことをしたり、平日に空いている観光地へ行ってみたりと、それなりに楽しむことができました。
再就職
いつまでも、遊んでいるわけにもいかないので次の仕事を探さなければ行けない時期になってきました。
ハローワークには、月に2回の認定日に行っていたのですが、その時に求人を見ても「これっ」っていうのはありませんでした。
転職サイトにも登録していたので、わたしのレジュメを見て、個別にオファーが来ることもありましたが、できれば、これまでとは違う職種に就きたかったので、オファーを受けることはありませんでした。
50代後半では、「再就職って結構難しいな」っていうのが正直な感想です。
実際、何社かに応募しましたが、書類の段階で不合格になりました。
「57歳で会社を辞めたのって、何か問題でもあったんじゃないか?」
「その歳で未経験の異業種って仕事覚えたらすぐに定年じゃないか」
などと、採用担当の人は思っていたことでしょう。
会社を辞めてからの1年間の実際
会社を辞めてからの1年間のことは別の記事にしてありますので良ければ参考までに見ていってください。
↓ ↓ ↓
50代で仕事を辞めたわたしの実体験
会社を辞めた時に世間体は気にしなくてもいい
わたしが会社を辞めたことに関して、周囲の人から何か反応があったかと言うと
「無かった」
と、思います。
理由としては、次のことが考えられます。(実際に聞いたわけではないので、わたしの考えですが)
- わたしが会社を辞めたことを知らない
- わたしに対して興味がない
- 人ごとなのでどうでもいい
大体がこの中に当てはまるのではないでしょうか。
私自身も、もし近所の人が会社を辞めても、大して気にしないと思います。
つまり、自分が思っているほど周囲の人は、「あなたに興味がない」と、言うことでしょう。
世間体を気にしすぎて、いやいやながら、あと数年でも会社にとどまることにメリットはないように思います。
50代で会社を辞めた時の世間体:まとめ
結論から言うと
「50代で会社を辞めても世間体は気にしなくてもいい」
と、言うことです。
わたしが辞めることによって、直接的に影響の出るかもしれない、仕事関係の人たちが、ちょっと迷惑するかもしれませんが、その人達から離れたくて辞めるのですから気にしなくて大丈夫です。
ご近所さんも、大してあなたのことを気にしていません。
あとは、あなたの家庭内の問題ですが事前に話し合うことで理解してもらえるでしょう。
ちょっと、勇気を出して「辞めます」と、言えれば、会社から開放されて自由が待っています。
言い出せない人は思い切って「退職代行」という手もあります。
無理に辞める必要はありませんが、無理に続ける必要もありません。
辞めても、辞めなくても「世間体は気にする必要はありません」
関連記事
50代で仕事を辞めたわたしの実体験
50代で仕事を辞めたいけど言い出しにくい時の解決策
50代で仕事を辞めてゆっくりしたくなった時に考えること
「会社辞めたい」と思った時に退職代行を使う7つの理由とメリット・デメリット