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キャリアデザインのイメージ

転職退職

キャリアデザインセミナーに行ってきました

2022-06-08

いなちゃです

岐阜市で6月6日に開かれた、キャリアデザインセミナーに行ってきました。

正式名称は

厚生労働省委託事業「生涯現役促進地域連携事業」

「令和4年度高年齢者向け意識啓発セミナー」

キャリアデザインセミナー”生涯現役で楽しく生きるために〜”

主催:公益社団法人岐阜県シルバー人材センター連合会

定年で会社を辞めた後に、どう言うふうに生きていけばいいのか

と、考えている人、不安のある人が、会社を辞めた後の自分の人生設計をする上での考え方を導いてくれるセミナーです。

僕は今、57歳で専業主夫です。

早期退職をしてから半年あまりが経ちました。

人生100年時代と言われていますが、100歳まで、あと43年もあります。

その時間をいかに有意義に過ごすかと言う事を考える時が来ているのかもしれません。

この記事を読んで、会社を辞めた後の自分が、どういうふうに生きていけばいいのかを考えてみるきっかけになればいいと思います。

キャリアデザインセミナー要旨

参加者

今回の参加者は、概ね55歳以上の方が対象で、ほとんどの人が求職中の人のようでした。

「歳をとったという不安もある、でも人生100年時代・・・!まだまだ、自分にも出番がある・・・
いや、出番がほしい気持ちがある。」

そういう人を想定した内容でした。

自らのキャリアを考える

まずは、自分を知ることから初めます。

過去、現在、未来を考えて、仕事や人生の節目ごとに将来の設計図を描いてみること。

その節目での選択が、全て自己決定であることを認識することが大事です。

現在の日本は、

  • 65歳以上の人の割合は、約30%
  • その内100歳以上の人が約8万6千人

100歳以上の人は、1963年の153人から1万人までに35年かかりましたが、そこから5万人までには14年しかかかりませんでした。

それだけ急速に高齢化が進んでいるということでしょう。

このことから、100歳以上生きることを前提に人生設計をする覚悟が必要です。

人生100年時代

人生100年時代

これだけ急速に高齢化が進むと、これまでの老後のモデルは役に立たなくなります。

長寿化で起こることのプラスの面やマイナスの面を常に考え、先を見据えた人生設計が必要になってきます。

また、人生においての選択の場面が増えてくることも予想が付きます。

1度失敗しても取り戻せる機会も増えるでしょう。

やらなければいけないことも、たくさんあります。

  • 1人ひとりが変わること
    長い人生に向けての準備をすること。
    終活だけでなく人生全体の見直し。
  • 投資を怠ってはならない
    新しいライフスタイルを築くために新しいスキルを身につける。
  • お金
    年金だけで足りなければ収入の確保が必要
  • 生きがい
    楽しみがないと張り合いが無い

長い人生を有意義に過ごすためには、常にステップアップしていくことが大切です。

人生100年時代に向けて

人生100年時代から逆算した”ライフワーク”と”キャリア設計”が重要になります。

大切なことは、人は人、他人と比較しない自分の自由な意志が尊重される。ということです。

せっかくの長寿化なので、そのメリットを受け取りましょう。

健康、資金、スキル、生きがい、人間関係

これらはみな、個人の責任で選択し投資することが出来ます。

人生の正午

心理学者のユングは、中高年世代を「人生の正午」と言いました。

人生を1日に例えると、午後になって、午前中に日が当たらなかった部分にも日が当たるよになる。と言う意味です。

中高年世代は、新たに日が当たってくる中で、午後の日差しを浴びて何かを始めよう、と、新たなチャレンジを楽しむ事が重要です。

地域への貢献もその一つかもしれません。定年後は、地域での活動が増えるかもしれないからです。

いくら会社で成功しても定年後10年もしないうちに”ただの人”になってしまいます。

会社では、優秀でも地域社会では”役立たず”と言われるのは辛いものです。

会社から地域へのステージチェンジをうまく乗り切らなければいけません。

定年後の人生について

  • 趣味はありますか?
  • 仕事関係以外の友達はいますか?
  • 今、何か学びたいことありますか?

定年後、やることが無く、家でゴロゴロして奥さんに邪魔者扱いされ、行くとこのない人も多いと聞きます。

その時間をどうしますか?

テレビ?、昼寝?、それともパチンコですか?

その空いた時間を自分のスキルアップにまわせば、新しい人生が開けてくるでしょう。

お金のこと

老後のお金の心配

生活していく上でお金のことは、どうしても気になるところです。

総務省の「家計調査年報」2018年度版では、老後の不安の中で「公的年金でけでは、不十分」と考える人は、全体の82.8%にものぼり、世帯主が60歳以上の無職の世帯では、1ヶ月あたり、¥47,455不足するそうです。

そのため、悠々自適のハッピーリタイアというわけには行かないようです。

定年後も、何らかの収入を得る方法を考えなければいけません。

今の会社の再雇用も選択肢の一つではありますが、定年前から準備をすることで、新たなチャレンジが出来るかもしれません。

今までと同じほどの報酬が必要無いなら、自分の価値観に合った仕事を選ぶことが出来ます。

基礎定年力

定年後は地域での活動が多くなっていきます。

定年後も地域でいきいきと生きてゆくために5つの能力が必要だとしています。

  • 趣味を楽しみ活かす力
    仕事以外に誇れる趣味を持っている事が生きがい形成に大きく影響する。
  • 居場所を作り行動する力
    個人の意思で参加し活動を伴う具体的な居場所がある事が生きがいの対象になる。
  • 仲間を求め育てる力
    仲間との関係強化や再構築は仲間の中での自己再確認の場である。
  • 役立ち感を育み想像する力
    これまで社会の中で、いろんな人達に支えられてきたことに意味を感じ、自分もこれから社会の人たちの支えになって行かなければならないと、気づいている。
  • キャリアデザイン力
    定年後の人生が納得の行くように定年前から自らのキャリアデザインをすることで、不安を解消し、気づきを得る。
    夢に向かって進み始める。

最後に

セミナーの最後に「死ぬ瞬間の5つの後悔」(著者:ブロニー・ウェア)と言う本の言葉が紹介されています。

  1. 自分に正直な人生を生きれば良かった
  2. 働きすぎなければよかった
  3. 思い切って自分の気持ちを伝えればよかった
  4. 友人と連絡を取り続ければよかった
  5. 幸せをあきらめなければよかった

自分の心に正直に生きれば、たとえ死ぬ間際に後悔するようなことがあっても、ありのままの自分を受け入れることで、許すことができる。

自分に正直に生きることが何よりも大切なんだと思います。

まとめ

今回、こういったセミナーには、始めて参加しました。

ポイント

人生100年時代を生き抜くには、定年後の自分の望む生き方を想定して、それに向かってその時々の選択肢で自分が理想とする方向へすすめるように、定年前から準備をしておく必要があり、そのためには、学びと楽しみを忘れず、新たなことへのチャレンジが必要になる。

という事だと思います。

今回、参加して思ったことは、実際に100歳まで生きることは出来ないかもしれませんが、最後に自分が後悔しないために、今、少しでもステップアップしていけるように前向きに生きてゆく事が、残りの人生を豊かに生きていくために、大切なことだと思いました。

このセミナーは、岐阜県内では、あと5回開催されます。

興味のある方は、1度参加してみてはいかがでしょうか。

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