岐阜県可児市にある鳩吹山を紹介します。
岐阜の近場で、子供といっしょに登れる初心者ルートを探している人にはおすすめの山です。
2024年5月3日にはじめて行ってきました。
今回はその工程と登山ルートの紹介をしたいと思います。
ガイドブックによりますと、全部で5つのルートがあるようですが、今回は登山のあとのお楽しみも含めて1番便利な「カタクリルート」に行きました。
時期がよければカタクリの花の群生を見ることができるようです。
片道45分ほどのルートで、山頂からの眺望も素晴らしいようなので楽しみです。
岐阜近郊で、簡単に登れる山を探している人には持ってこいだと思います。
鳩吹山ってどんなとこ?
鳩吹山は岐阜県可児市西部の木曽川沿いにあります。
標高は313.5mで登山ルートは、全部で5ルートあります。
春には桜やカタクリ、秋には紅葉が楽しめます。
その他の季節にもいろいろな景色を楽しませてくれます。
鳩吹山は民有地のため、地権者の方の厚意により入山が許されていて、可児市やボランティアの方々によって整備されています。
そのために、いくつかの注意事項があるので、「鳩吹山遊歩道 GUIDE MAP」より転載しておきます。
- タバコのほか、火気(たき火、ガスコンロ類等を含むすべての火気)の使用は禁止されています。
- 自然体系に影響を与えるためペットの同伴は禁止します。
- 歩道区域以外への立ち入りは禁止されています。案内に従って歩きましょう。
- 動植物の採取、立木の伐採は禁止されています。「自然を大切に」しましょう。
- ゴミは必ず持ち帰りましょう。
- 鳩吹山へは公共交通機関をご利用ください。
可児市の公式ページにも情報があります。
↓ ↓ ↓
可児市鳩吹山公式ページ
鳩吹山ガイドマップ
鳩吹山登山に出発
2024年5月3日は快晴でした。
岐阜市の西側、本巣エリアの我が家を出発したのは朝の7時半頃。
ゴールデンウィーク後半の初日にもかかわらず道路は割と空いていてスムーズに行くことができました。
駐車場
駐車場に到着したのは8時半頃でした。
今回は、国道41号線から「湯の華アイランド」方面に入り、湯の華市場を過ぎたところにある「可児川下流域自然公園駐車場」に車を置きました。
50台ほどおける駐車場は8割方埋まっていました。
その奥には「登山者用駐車場」があるのですが、皆さんこちらに止めて登山に向かうようです。(出入りしやすいのとトイレが近いから?)
ここは、24時間無料開放されていて、登山後の湯の華アイランドの温泉や、湯の華市場での買い物にも歩いて行けるのでとても便利です。
出発〜山頂までの登山道
登山の準備をして登山開始です。
駐車場から登山口へ向かう入口の近くにトイレがあるので用を足して起きましょう。(山中にはトイレがありません)
入口に「鳩吹山遊歩道 GUIDE MAP」が置いてあるので、1部取って出発します。
小さな橋を渡って、いよいよ山に入ります。
橋を渡るとなだらかな坂道で「これなら楽勝」と思わせます。
少し行きと「鳩吹山遊歩道案内図」があります。
注意事項が書いてあるので確認しておきましょう。
最初の分岐路の案内看板です。
分岐路には必ず行き先案内の標識があるので、迷うことはないでしょう。
左に行くと山頂方面、右に行くとカタクリの群生地があります。
時期的にカタクリの花は終わっているので、今回そちらにはいかず、山頂を目指して左に行きます。
入山してすぐはなだらかな坂道かと思いきや暫く行くと急な階段や岩場のつづら折れになります。
入山直後はなだらかなスロープで油断させておいて、すぐに、急な階段や岩場のつづら折れになります。
ほんとに「子供も登れる初心者ルートなのか?」と思いますよね。
一緒に行った妻も序盤から泣きが入っていました。
スロープになったところでも、こぶし大の石がゴロゴロしていたり、根っこが張り出していたりで足元には十分注意が必要です。
途中、岩場のところもあり結構大変でした。
かえって、子どものほうが身軽で楽なのかもしれません。
休憩所
山頂までの途中に休憩所が2箇所設置されています。
大脇ルートとの合流の少し手前の「小天神休憩舎」と山頂手前の「大天神休憩舎」です。
いずれもコンクリート製のしっかりとしたもので、安心感があります。
小屋の周囲にもベンチやテーブルがいくつか設置されていて、わたし達も下山途中にそこでお弁当をいただきました。
絶景の景観
今回のカタクリルートは、全体が雑木林の中で、暑い日でも直射日光を避けて登山できるのがいいですね。
しかし、その分周囲の景観を楽しむことはできませんでした。
山頂までの間では3〜4箇所ほど開けたところがあって、そこから可児市や美濃加茂市方面が見れます。
山頂からの景観
山頂からの景色は最高でした。
この日は天気にも恵まれて下界の町並みがよく見えました。
ただ一つ、残念だったのが投句の山々がかすんでいてぼんやりとしか見えませんでした。
少しかすんでいましたが御嶽山や南アルプスも見えてまさに大パノラマでした。
写真にはありませんが、開けたところと反対側の木の間からは名古屋のビル群も見えました。
下山
下山も来た時のルートを引き返します。
下山のときは滑りやすいので、足元に特に注意が必要です。
登ってくる人とすれ違うときは下山する人のほうが立ち止まって道を譲りましょう。
このときは、必ず山側で、リュックも山側にしてすれ違う人に当たらないようにするのが登山者の暗黙のルールだそうです。
途中、小天神休憩舎で、持参したお弁当をいただきました。
自然の中で食べるお弁当は格別な味がしますね。
当然、ゴミは持ち帰ります。
下山後のお楽しみ
下山後はお楽しみの温泉タイムです。
荷物をお風呂セットに持ち替えて湯の華アイランドに行きました。
この日は、ゴールデンウィークの特別料金で普段より、ちょっと、高くなっていましたが、中ではいろいろなイベントが行われていて、お風呂以外でも楽しむことができました。
登山の駐車場から歩いてそのままお風呂に行けるのはいいですね。
湯の華アイランド公式ページ
温泉の他にも知多半島で有名な新鮮なお魚が買える「魚太郎」もある、「湯の華市場」や、海鮮料理や韓国料理の食べられる「湯の華食堂」もあり登山後の腹ごしらえやお買い物もできるので、とても便利です。
国道から入ってすぐのところから奥に向かってこの辺り一体が「湯の華リゾート」を形成していて、温泉、食事の他にもキャンプやアスレチック、BBQなどもあって家族で1日楽しめます。
わたし達も帰りには湯の華市場でお買い物をして帰りました。
鳩吹山カタクリルート:まとめ
岐阜県可児市西部にある鳩吹山を紹介しました。
その中でも、1番人気で登山後もお楽しみのある「カタクリルート」に挑戦しました。
鳩吹山は、どのルートを選んでも初心者むけのようですが、わたしが登った「カタクリルート」は少し急な岩場などもあり、ちょっとキツめでした。
ルート全体は、ほぼ木陰の中なので、暑い季節でも比較的楽に登れそうです。
ゴールデンウィーク中なこともあって、小さいお子さんを連れた家族連れの方も結構いましたし、全体的には、女性の方のほうが多いように感じました。
他のルートには、もっと、なだらかなルートもあるようなので、次回はそちらに挑戦してみたいと思います。
登山後の食事や温泉も楽しめるので、何度でも足を運びたくなりますよね。
ぜひ1度、挑戦してみてください。