県庁って何をするところなのか知ってますか?
戸籍や健康保険などの住民サービスは市役所でやるので、我々が直接、県庁に行くことってないですよね。
この記事では、普段、行くことのない県庁の仕事について解説していこと思います。
県庁って何するところ?
県庁では、県内の各市町村役場では扱わないような地域をまたいだ、より広い範囲での行政サービスや防災などの業務を行います。
具体的には以下のようなものがあります。
- 地域開発やその企画
- 県立学校や図書館、美術館などの公共施設の管理
- 県道や河川の管理
- 各市町村間の連絡調整
- 事業者への許認可
- 都市計画、防災計画、税務、産業の育成、福祉、他
直接、住民と接する機会はあまりなく各市町村職員や事業者と仕事をすることが多いです。
その他にも、教育委員会や公安委員会なども県庁の業務に入ります。
各県によって特色のある事業部署があるようです。
県庁と市役所の違い
県庁と市役所(市町村役場)はどう違うのでしょう。
県庁と市役所は、ともに私たちの生活に密接に関わる行政機関ですが、それぞれ異なる役割と機能を持っています。
1. 範囲と規模の違い
県庁
都道府県全体の行政を担う機関です。
広範囲な地域を対象に、より大規模な政策や計画を立案・実行します。
市役所
市町村の行政を担う機関です。
より狭い範囲の地域を対象に、住民に身近なサービスや地域振興などを中心に行います。
業務内容
県庁
- 県内全般の交通網の整備
- 環境問題
- 教育制度の企画、運営
- 農業、漁業、林業の振興
- 災害対策
市役所
- ごみ収集、処理
- 上下水道の整備、運営
- 公園管理
- 各種証明書の発行
- 地域イベント
3. 国との関係の違い
県庁
国と市町村の間に位置し、国の政策を県内に展開したり、市町村の意見を国に伝える役割を担います。
市役所
国や県からの指示に基づいて、具体的な行政サービスを提供します。
職員の役割の違い
県庁
より広範囲な視野を持ち、政策立案や企画能力が求められます。
市役所
住民との直接的な関わりが多く、住民サービスの向上に努めます。
県庁と市役所の違いまとめ
県庁 | 市役所 | |
範囲 | 県内全域 | 各自治体 |
業務 | 県内全般に対する政策、立案 | 住民サービス、地域振興 |
国との関係 | 国と市町村の仲介 | 国の指示に基づく実行 |
職員の役割 | 政策、立案、企画 | 住民サービス |
まとめ
県庁なんて、普段の生活ではあまり関係ないように思いますよね。
しかし、割と身近なところで関係しているんですね。
わかりやすいところでは、道路工事や河川の工事なんかも県の仕事だったりします。
防災事業などの大掛かりな仕事も市町村単位ではなかなかできません。
そんなときは県庁の出番で国との折衝や調整をして予算を決めたり計画を立てたりします。
そういった意味では県庁の仕事はとても大切ななくてはならない仕事ですね。