岐阜県の下呂温泉から高山方面に30分ほど行ったところに日本一の溶岩流の断面が見られるところがあるのを知っていますか?
名前は、巌立峡と言います。
溶岩流を侵食してできた川沿いに遊歩道が整備されていて、景観を楽しみながら散策することができます。
もちろん、子供連れでも無理なく楽しむことができるので、ちょっとしたハイキングもできますよ。
日本一の溶岩流の断面って何?
「日本一の溶岩流の断面」ってどういうものだと思いますか?
巌立峡の溶岩流とは、約5万4千年前に御嶽山から流れ出た溶岩が固まってできた溶岩流だそうです。
巌立公園の駐車場に車を置くと、正面に岐阜県の天然記念物に指定されている、高さ72m、幅120mの大岸壁がそびえ立っています。
表面に柱状に見えるのが、溶岩が固まるときに太さ数十センチの柱状になった柱状節理というものです。
溶岩流の長さは、なんと、約17kmもあって、溶岩流全体は「摩利支天山第6溶岩流」と呼ばれているそうです。
県道441号線(御岳パノラマライン)にある待避所からはこの溶岩流の全景が見渡せるようです。
遊歩道の更に奥に行く「根尾滝コース」にある「あまどり岩」は高さが巌立の2倍ほどの約150mもあるそうですが、今回は残念ながら行くことはできませんでした。
日本一の溶岩流の断面が見れる巌立峡遊歩道
がんだて公園の駐車場(40台)にはトイレや売店なども整備されています。
巌立の溶岩流断面をバックに写真が撮れる場所もあるのでそこで、記念写真を撮りました。
遊歩道
がんだて公園駐車場から滝めぐりコースに入るときに階段の降り口の小屋で「環境維持協力金」300円を支払いコースに入ります。(環境維持協力金は、厳立公園周辺の清掃や遊歩道の施設管理などの自然環境の維持に使われます。)
階段を降りると川沿いに橋が渡され岩場の上から、川の流れを見ながら歩くことができます。
橋を渡ると岩場に不動明王が祀られていて、その後、急な階段が設置されているので足元に気をつけながら上がります。
階段を上がりきり、つづら折れの坂道を登ったら、緩やかな坂道の林の中を散策できます。
途中の分かれ道をそのまま奥に行くと「根尾滝コース」になり、「あまどり岩」は、その方向になります。
今回は、そこを右に曲が「とんびき平」へ向かい、下りのコースに向かいました。
とんびき平の池の横に休憩小屋があって、そこでお昼の弁当をいただきました。
とんびき平を後にして、川沿いの林道に出て下りは、林道に沿って駐車場まで戻ります。
林道沿いには「あかがねとよ」や「唐谷滝」があって、川に降りることもできるので寄り道をしながら歩いていけます。
巌立公園の駐車場が見えたら到着です。
看板には、1周、約2時間30分と書いてありましたが、途中でお弁当を食べたり、川に降りたりとゆっくりと歩いたので、全工程で4時間近くかかりました。
それぞれの滝の名称や巌立峡についての詳しい情報は公式ページをみてください。
↓↓↓
巌立峡(小坂滝のめぐり)公式ページ
飛騨小坂観光協会公式ページ
交通アクセス
巌立峡に行くには、国道41号線を下呂温泉から高山方面に30分ほど行き、途中、小坂町地内から巌立方面に約5分ほどのところにあります。
電車なら、JR高山線の飛騨小坂駅から、バス「湯屋線」の「ひめしゃがの湯」で下車し徒歩で約15分です。
ひめしゃがの湯
巌立峡の散策の後には疲れを癒やす温泉がいいですね。
下呂温泉もいいですが帰り道にある「ひめしゃがの湯」もおすすめです。
めずらしい鉄分が多く赤茶けたぬるめのお湯にゆっくりと浸かると疲れも溶け出していきそうです。
入ったときはぬるく感じますが出るときにはとても温まっていて不思議な感じがします。
厳立峡遊歩道まとめ
日本一の溶岩流の断面が見れる「厳立峡」の遊歩道に行ってきました。
比較的、緩やかなコースなので、のんびりとお散歩気分で歩けるのもおすすめできます。
駐車場に降りたとき、目の前にそびえ立つ柱状節理は圧巻ですよ。
川の水がとてもきれいで、夏はひんやりして気持ち良さそうです。
紅葉が終わったくらいの時期だったので、次回は紅葉を見に来たいと思います。川沿いの紅葉がとてもきれいそうでした。
御岳パノラマラインからの景色もぜひ見たいものです。
予約をすればガイド付きのアクティビティもあるので、大自然の中で満喫したい方にはアリですね。
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