いなちゃです
我が家でもついに家庭菜園を始めることにしました。
でも、我が家には畑を作るほどの庭がありません。
そこで、プランターを使った簡単な家庭菜園を作ってみてみました。
ちょうど、時期的にも5月中旬は苗の植え付けにちょうどいいじきですからね。
- 家庭菜園って簡単にできるの?
- どんな野菜が作れるの?
- 収穫までのお手入れって面倒じゃないの?
- どうやってはじめればいいの?
そう思っている人に
プランターでの、簡単な家庭菜園の初め方から、野菜の選び方、収穫までのお手入れの仕方を、今回作ったミニトマトを例に解説していきたいと思います。
この記事を最後まで読んでもらって、「家庭菜園って簡単に始められるんだ」とわかってもらえれば、きっと、明日からでも、家庭菜園の準備に取りかかれると思います。
どんな野菜がいいの?
プランター野菜の最適な時期
季節によって野菜の取れる時期って決まっていますよね。
ここでは、プランターで作れる代表的な野菜の時期を調べました。
春夏
品種 | 種蒔き時期 | 収穫時期 |
サニーレタス | 3〜4月 9〜10月 | 5〜6月 10〜11月 |
オクラ | 5月 | 7〜10月 |
なす | 2〜4月 | 6〜10月 |
ミニトマト | 3月 | 7〜8月 |
きゅうり | 4〜5月 | 6〜8月 |
ゴーヤ | 4〜5月 | 7〜8月 |
大葉 | 5〜6月 | 6〜9月 |
秋冬
品種 | 種蒔き時期 | 収穫時期 | |
ほうれん草 | 3〜4月 9〜10月 | 4〜5月 10〜11月 | |
じゃがいも | 9〜10月 | 10〜11月 | |
玉ねぎ | 9〜10月 | 翌年5〜6月 | |
かぶ | 9〜10月 | 10〜12月 | |
小松菜 | 3〜10月 | 1ヶ月後 | |
大根 | 5〜6月 | 10〜12月 | |
白菜 | 11月 | 翌年1月 |
春秋どちらで植えてもいいものや、根菜類なんかも、大丈夫そうです。
※市販の苗を使う場合は植え付け時期が1〜2ヶ月後になります。
初心者でも簡単に作れる野菜
前項の野菜以外にも、プランターで作れる野菜はいろいろとあるようです。
その中から、春夏に植え付けて作りやすそうなものをピックアップしました。
- ほうれん草
春蒔き野菜の代表的な野菜で初心者におすすめ - ミニトマト
育てやすく、家庭菜園の定番
4〜5がつ頃から出回る苗から育てるのがおすすめ - ゴーヤ
つるが長く伸びグリーンカーテンにもできます
栽培も簡単 - オクラ
長期間にわたって大量に収穫が期待できます
今回は、この中から見た目もよくて、たくさん穫れるミニトマトを選びました。
ホームセンターで材料の用意
家庭菜園を始めるための道具や、野菜の苗を用意するのは、ホームセンターが便利ですね。
苗をえらぶ
4月から5月にかけては、春蒔き野菜の植え付け時期なので、野菜の苗もたくさんの種類が売っています。
特にトマトは人気で、何種類ものトマトがあり、どれを選べばいいのか迷います。
たくさんある中から、苗ポットに付いている品種札を見てこの3種をえらびます。
ルビーノ
サントリーの本気野菜シリーズ
・中玉サイズでゴロゴロ実る
・とにかく作りやすい
・適度な甘さと酸味フレシュな香り。食べ飽きないおいしさ
純あま
サントリー本気野菜あまさセレクト
・まるで、ぶどうのような食感
・口に含んだ瞬間、甘さが広がる、デザート感覚のミニトマト
・可愛らしい果実。上段までよく実り、収穫量も多い。
こあまちゃんオレンジ
カゴメの家庭園芸シリーズ
・甘さと酸味のバランスがいい
・栽培が簡単で収穫量も多いので、初心者におすすめ。
・カゴメ家庭園芸シリーズの1番人気
どれも、初心者でも簡単に作れると書いてあるものを選びました。
品種が決まったら、次にその中から元気な苗を選びましょう。
- 葉の色が濃い
葉の色が濃く、張りのあるモノは元気な証拠です。
黄色い葉や斑点がある、縮れているのは、病気か栄養不良の可能性があるので避けましょう。 - 茎が太く真っ直ぐで節間が狭い
真っ直ぐで、太くしっかりとしたものを選びましょう。 - 花がついている
花が付いているか、蕾のあるものがいい苗です。 - 葉が多い
よく育っているもののほうが定植しやすいです。 - 害虫が付いていない
葉の裏や茎などに害虫が付いていないか確認しましょう。
特にこの時期はアブラムシが付いていることが多いです。 - 少し揺すってみてグラつきが無い
グラつきが無いものは、根がしっかりとはっています。
一つ一つを手にとってよく確認をして選びましょう。
弱っているものや、病気のもの、虫の付いたものは、途中で枯れてしまったり他の株に伝染することもあるので、要注意です。
道具えらび
道具類もすべてホームセンターで揃うので、苗と一緒にまとめ買いです。
- プランター
トマトの1株に適したサイズは、直径30cm深さ30cm以上は必要で、なるべく大きい物を用意しましょう。
いろいろな素材や色、デザインのものがありますから、自宅のインテリアにあったものを選ぶのも楽しみのひとつですね。 - 培養土
野菜は土が命です。野菜用に成分調整された野菜用培養土がいいでしょう。
トマトには、トマト用に成分調整されたものがおすすめです。 - 鉢底石
プランターの水はけを良くするためにプランターの底に敷きつめる小石。
水はけを良くする機能のあるプランターなら、必要ありません。 - 支柱
トマトは1.5mほどの高さになるので倒れないように支える棒が必要になります。
長さは2m以上のものを、1株に1本づつ用意しましょう。 - 誘引ひも
トマトが倒れないように支柱に固定するためのひもです。
麻ひもがおすすめです。 - 肥料
追い肥に使う肥料です。
トマトの専用肥料でもいいでしょう。 - その他
移植ゴテ、ハサミ、手袋、ジョウゴなど
ホームセンターで、全て揃えることはできますが、100円均一で売っている物もあるので、なるべく安くしたいのなら、それもありだと思います。
植え付け
土とプランターの用意
プランターの底が見えないくらいまで鉢底石を入れて、縁から2〜3cm下まで培養土をいれます。
たっぷりと水をかけて、なじませておきます。
苗の植え付け
- バケツの水の中に苗をポットごと入れ、しっかりと水を吸わせておく。
土がバラけないようにポットごと水につけます。 - プランターの土に苗と同じくらいの穴を開け、苗の根が崩れないように注意して植え付けます。
- 周りの土を寄せて、ぐらつかないように軽く手でおさえておきます。
根の周りを少し凹ませておくと水がよくまわります。 - 1株に1本支柱を立て誘引ひもで誘引します。
苗を傷めないように、支柱のところで結びましょう。
きつく縛ると苗が傷むので、8の字にして緩めに縛ります。 - たっぷりと水をあげましょう。
苗が根付くまでに少し時間がかかります。その間に根が乾燥しないように1週間くらいは毎日、水をあげましょう。
お手入れ
水やり
最初の実がなるまでは、土全体が乾いたら、プランターの底から漏れてくるまで、たっぷりと水をあげましょう。
実が大きくなってきたら、土の乾燥は気にせずに、葉先が少ししおれてきてから、水をあげるようにします。
追い肥
1番最初の実が膨らみ始めたら、大さじ3くらいの化成肥料(N-P-K=8-8-8)を表土にまいて土になじませます。
以降は、2〜3週間に1度を目安に追肥しましょう。
肥料を与えすぎると、茎葉ばかりが育って実がつかなくなるので、株の状態をみて、与えすぎに注意しましょう。
害虫の予防と対処
予防
トマトの生育期は、病害虫の発生しやすい時期になります。早期に発見して処置しましょう。
適応の薬剤を散布するか、薬剤を使いたくないのなら、木酢液やニームなどの自然由来の害虫よけを使うことも検討してください。
対処
青い実のヘタ付近に穴があき、周りに糞がついていたらオオタバコガやタバコガの幼虫がいるかもしれません。
じっくりと観察をして、見つけ次第捕殺しましょう。
虫に食われた果実はもぎ取って処分しましょう。
雨除け
トマトは、雨に当たると実がわれたり、病気にかかることがあります。
実が付き始めたら、支柱とビニールで、雨除けを設置しましょう。
軒下などの、日当たりがよく雨の当たらないところに移動してもかまいません。
収穫
実が赤くなって熟した順に収穫しましょう。
ミニトマトは約3ヶ月間、収穫できます。
まとめ
どうですか。家庭菜園って、わりと簡単に出来ることがわかってもらえましたか。
この記事では、プランターでできる家庭菜園の野菜の中から、トマトを例にとりました。
- 苗の選び方や道具の用意
- 苗の植え付けのやり方
- 手入れのやり方
この3つを実践してもらえれば、きっと、たくさんのおいしいトマトが収穫できることでしょう。
我が家のトマトも、すくすくと育ってたくさん収穫できる日を楽しみに、育てていきたいと思います。
せっかく買ったプランターなどの道具があるので、トマトの収穫が終わっても、そこで別の野菜を作ることができます。
どんどん、新しい野菜づくりに挑戦してみましょう。
にほんブログ村